指導員・ライフセーバー・経験者に学ぶ
オープンウォータースイミングの楽しみ方・備えるべき知識

このサイトは、オープンウォータースイミング(OWS)の魅力・必要な知識をまとめました。

海で泳ぐ楽しさを広めるOWS指導員、安全を見守るライフセーバー、OWS大会経験者からの情報をお届けします。OWSは、厳しいトレーニングを積む人だけでなく、トライアスリートや体力増進のために泳いでいる方々や自然を愛する方々など多方面の方が多く集まります。もちろん水泳が苦手だった方がチャレンジする方も多くいます!

年齢問わず楽しめるOWSは、泳ぐスピードを競うだけではなく自然の豊かさをスポーツを通じて楽しめる水泳競技です。いつまでも美しい海で泳げる環境維持や地球環境を改めて考える良いきっかけとなり新たな自分との出会いにつながることも。 これからOWSを始める方や始めたての初心者の皆さまが安全に楽しく生涯スポーツとしてOWSを楽しんで貰えたら嬉しいです。

オープンウォータースイミング(OWS)とは

オープンウォータースイミングとは、海や川、湖などで行われる水泳競技のことです。

2008年の北京オリンピックから公式種目として認められたことで、日本でもその認知 度が上がっています。

自然を相手にした知識や危機管理能力も含まれるので、速さだけではなかなか勝てない奥深さも人気の秘訣です。大きな海で泳ぐ楽しさ、自然に包まれるような自由さ、そして完泳したときの充実感が室内プールとは異なることから、参加人口がどんどん増えています。

勝ち負け関係なしに、楽しく気持ちいいからと参加している人も多いので、学生時代に遠泳でならした方や競泳を経験された方、また親子での参加など本当に様々な方たちが楽しんでいます。これから始めようと考えられている方は、いろいろな疑問、不安があると思います。しかし、既にプール等で泳がれている経験もお持ちでしょう。プールで楽に泳げるフォームを修得し500m以上長くゆったり泳げるようになったならば、次のステップは海での練習。まず海を知り、海での泳ぎ方に慣れ、大会等に参加してみましょう。プールとはまた違った大きな爽快感、充実感が得られきっとオープンウォータースイミングの大ファンになってしまうと思います!

OWS指導者が教える -オープンウォータースイミングの魅力-

大自然の中で大きな爽快感と充実感が得られるスポーツ
それがオープンウォータースイミングの醍醐味

オープンウォータースイミング(OWS)とは (公財)日本水泳連盟(JASF)が統括している競泳、飛込、水球、アーティスティックスイミング、オープンウォータースイミング、日本泳法の6つの競技のうちの一つです。この6つの中で、オープンウォータースイミングは自然が相手であるという点では予測できない事故が起きやすい競技です。

2016年頃から、(公財)日本ライフセービング協会の認定した救命技術を有するライフセーバーが大会の監視に当たることが義務付けられています。それ故に、安全にオープンウォータースイミングに挑むことが出来るようになります。また相手が自然ということもあり、それを乗り越えた先には、登頂したかのような達成感と、充実感を得ることが出来る素晴らしいスポーツ競技です。

守谷雅之 ( もりや まさゆき )
株式会社オーシャンナビ代表、日本水泳連盟OWS委員。国内最大のOWSレースである〈湘南オープンウォータースイミング〉などで レースディレクターを担当。さまざまな形で、OWSを普及する活動を展開している。2008年・2009年に日本テレビ(24時間テレビ) 津軽海峡縦断リレーでは演者のスイムアドバイザー/ナビゲーター(伴泳)を務め、チームを津軽海峡縦断完泳へと導きました。2018年からイッテQ遠泳部のトレーナーに就任。また2011年に津軽海峡単独横断泳に成功しています。

守谷氏が代表を務めるオーシャンナビ
https://ocean-navi.com

オープンウォータースイミングに必要な知識

オープンウォータースイミングの大会に出るのであれば事前に知識やトレーニングを当然することになります。熟練の競泳経験者だったとしても、オープンウォータースイミングは自然の海での競技です。大会に出るために必要な知識とトレーニング方法について知っておきましょう。

OWSを楽しむコツ・ポイント

その1.海と仲良くなろう

流れ、波、うねり、底が一定でない、水温、風向き、天気など海は安定した条件がありません。しかし、だからこそ楽しい!これらの条件をリスクと考えずに自分の体で海を思い切り感じると、もっともっと楽しくなります。海の大きさ、変化、深さ、塩辛さ、開放感など、たっぷり親しんで下さい。初めての大会ではスピードを気にせず、海と仲よくするのが第一です。

その2.無理は絶対にしない

海と仲よくすると言っても、相手は大きな自然です。あなどってはいけません。自分の体調管理は自分でしましょう。やせガマン、無理は絶対にしないで下さい。寒さを感じたり、体調の不良を感じたりしたら、無理せず早めに近くにいるスタッフやライフセーバー(救助員)に手を振って知らせて下さい。

その3.焦らない練習を

泳いでいるときは予期せぬことが起こります。スタート時の混乱、近泳者との接触、足がつる、息継ぎ時に水を飲んでむせてしまったなど…。 そんなときはパニックになりがちです。まずは落ち着いてヘルプサインを出します。しかし普段の練習で、パニックになることを避けることが できます。練習の時には、必ずバディーシステム(2人1組のペアで練習。常に互いに確認しあう)をとりましょう。速い人が遅い人の様子を 見ながらあわせるように。1人だけで海に出ては絶対にいけません。また海にでてしまうと声だけでは届きにくいので、パートナーの動作、 サインを予め決めておくことをお勧めします。リーダーは周囲にいつも注意を配りましょう。

その4.自然を思い切り感じよう

ゆっくり自分のペースで泳ぐと、波や風の音、太陽の輝き、遠くに見える砂浜や山の木々、水中を泳ぐ魚の群れ、眼下を流れる水底の岩や砂、 水の抵抗とやさしさなどと自分の手の入水音、息継ぎの吐息などが一体となって、大きな自然に包まれるような抱擁感を感じることがあります。 慌しい日常を忘れられる瞬間です。この醍醐味は器具に頼らず、自らの力だけで泳ぐオープンウォータースイミングだからこそ、感じられる 喜びです。ぜひ、その時間を体験して下さい。

その5.仲間を作ろう

海には思わぬ危険が潜んでいます。海での練習は必ず二人以上で行いましょう。初めての方や、経験の浅い方はオープンウォータースイムを中心に 活動する指導者のクラブの練習会に出ることをお勧めします。プールでの練習時、お互いに誘い合って海に出かけましょう。その時、自分より も泳力がある方が一人でもいるとベストです。二人より三人、三人より四人、仲間が多ければ多いほどモチベーションの向上にもなりますし、 楽しさも倍増します。大会参加後はもっともっと仲間が増えます!互いに励ましあい、楽しみあえる仲間をたくさん増やしましょう。

オープンウォータースイミングに必要な道具

自然相手の海を泳ぐオープンウォータースイミングは、楽しむ為に揃えるべきアイテムがあります。海は隔てる物がなく開放感を感じられ、入水しているだけで大自然を感じる事が出来ます。また、天候、波、気温、風によって一度として同じ環境になる事はありません。入る度に変化がある海はあなたに発見を与えどんどん夢中にさせてくれる事でしょう。魅力たっぷりの海は変化がある故に、危険な所でもあるのです。準備を怠れば、自然は容赦なくあなたを襲います。揃えるべきアイテムしっかりと揃えてオープンウォーターを楽しみましょう。

特に初心者の方は、体調や海の変化に対応しきれずオープンウォータースイミングに適したアイテムを揃えてから挑む事を強くおすすめします。

オープンウォータースイミングに必要な技術-最低限の浮力~あれば安心の技術まで

最低限の泳力(泳力)

  • 300m続けて泳げる
  • 4分間浮いていられる
  • 2つ以上の泳ぎができる

水上でリラックスする技術(知識)

  • 浮き具につかまって浮く
  • 仰向けになって大の字浮き←立ち泳ぎができない場合、これでカバーする。
  • 手だけで進む(浮き身→両手を横に書いて気を付け姿勢)
  • だるま浮きでの腰のストレッチ(体育座りの状態でうつ向けで浮く)
  • 伸びをよくとって顔をつけて浮いている時間を長くとる平泳ぎ(泳ぎながら休む)
  • 横泳ぎ

あれば安心の技術(技術)

  • 簡単スカーリング(足を必要以上に動かさず手だけで浮いていられるか)
  • 足から潜ってそこにつくか
  • 立ち泳ぎ(平泳ぎの立った姿勢でOK)
  • 踏み足→巻き足/立ち泳ぎ
  • 顔上げ平泳ぎ

水泳経験者でも、プールと異なり海で泳ぐとなると状況が違います。
泳力だけに偏らず、海での遊泳方法をマスターして、安全なオープンウォータースイミングを心がけましょう!

オープンウォータースイミングを安全に楽しむなら必要なアイテムを揃える必要があります。特に初心者の方は、体調や海の変化に対応しきれずオープンウォータースイミングに適したアイテムを揃えてから挑む事を強くおすすめします。

疲れたり、不安を感じたら、ポート、ライフセーバー、ブイにつかまっても"市民レース"では失格にはなりません。
又、オープンウォータースイミングの大会ではライフセーバーが監視していてくれる事が多くあるので、体調や泳ぎ等に異変を感じたら遠慮なく声掛けください。ライフセーバーは普段から海でトレーニングをしている海のプロです。海のコンディションや参加人数、コース等々によって監視方法を考えてくれています。自己管理と事前準備をしっかりする事で、より安心してオープンウォーター スイミングの大会に参加する事ができます。

オープンウォータースイミングおすすめの本

安全に楽しく海を泳ごう
オープンウォータースイミング入門

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